日本の古銃　澤田平 銃の写真が多く載っています。 好きで集めていた家族からの預かり品です。 購入後は扉のある本箱で保管してしました。 目立ったしみなどはありませんが本に反りがあります。保管していたものなので新品の本にご理解のある方のご購入をお願いします。 著者のことば わが国に鉄砲が伝来して以降、明治の寸前までに製作され、国内に現存してい 鉄砲は古式銃と呼ばれています。 古式銃のほとんどは文化財として認められ、個人の所有が許されています。し かし古式銃は刀剣と同様に所持するためには「銃砲刀剣類登録証」が交付されて いなければなりません。 平成七年の三月三十一日までに各都道府県の教育委員会から交付された古式銃 砲への登録証の総数は「火なわ式銃砲」が六四、六六七挺、「その他の形式の古銃 砲」が一七七六一挺と文化庁において統計されています。 現在国内には、まだまだ未登録の古式銃が物置や蔵の中などで眠っておりましょうし、海外へ流出した日本製古式銃も含めて、その総数は想像もつきません。 それでも、少なくとも六万挺以上の日本製火縄銃と、一万七千挺をこえる日本製 外国製洋式古銃が現存しているのです。 機会さえあれば、誰でも入手することのできる古式銃の基本的な知識を解説するために、可能な限り実物に接して分解、整備、計測、時には発射実験や操銃作 動までを検証して分析しました。 日本の銃砲史は特異な面があり、体系的な研究がなされなかった学問的分野です。 国内における古式銃砲の実物資料や古文献の散逸や滅失は甚だしく、もはや日本銃砲史の全貌を論述することは不可能とされる現状です。 この書は、そのような状況下にあっても未発見の新資料を掘り起こし、国外流出資料を追跡回収するなどの努力を重ねて著述しました。 また既刊の古式銃研究書にはなかった地方的特色の分類、砲術流派別分類、機構上の分類、用途別の分類、二千名の鉄砲鍛冶銘の分類がなされています。 新たに古式銃に関心を持たれる初心者の方々にも、わかりやすい古式銃入門参考書としてお役に立つことと信じています。 平成七年五月 #古銃　#澤田平　#澤田_平　#火縄銃 #銃　#古式銃　#古式銃入門参考書